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加納先生作品:先頭車両のみならず、しっかりと後部車両まで入れての撮影が鉄道写真歴の長さの違いを物語っている。全体を 納めた上で、煙の具合を見極め、最良の瞬間を切り取った一枚。私の写真をトップに持ってきていて申し訳ありません。 |
加納先生作品:4両を牽引してカーブする線路を前進するSL 上方にゴテゴテと張り巡らされる送電用の鉄枠が東京を彷彿させ、 それをかき消すかのごとく煙をまき散らし前進するSLの躍動感が伝わってくる一枚。さすが先生。凄い腕前です。 |
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自撮り一眼レフ作品:ヘッドマークを付けているので本番ということがわかります。煙を後方までたなびかせてシュッポシュッポ 走ります。レンズに日よけを装備したかったが、当日に限って忘れてしまい、日光によるレンズ焼けが目立ってしまった一枚。 撮影ポイント場所はここ(地図) |
自撮り一眼レフ作品:SLに乗っててトンネルに入ったら窓閉めないと大変だろーなーとおもう一枚。ヘッドマークには上に上野駅開業120周年記念、 真ん中にD51 あゝ上野駅号 JR東日本、下に江戸幕府開府400年記念と刻まれている。 |
自撮り一眼レフ作品:ヘッドマークが付いていないので試走。下からスチームを吐いている。青空と雲のコントラストに SLの煙が相まって、心地よい一枚。 |
自撮り一眼レフ作品:その煙。その音。その重低音。その黒い鉄の塊。その力強さ。SLは他の列車とは明らかに一線を画した 魅力を持っており、ファインダー越しに眺めるとまるで「生き物」のように感じる。その躍動感は写真よりも、動画で生きてくる。 |
自撮り一眼レフ作品:煙を出し始めた直後。望遠気味で撮影。背景の都会的なアドバータイズメントとのミスマッチさが、 今回の都内蹂躙の醍醐味。 |
機関車のうんちく 何故デゴイチと呼ばれるのか? それは型番の最初に「D51」と書いてあるからです。(終わり) では何故、「D」なのか? ここがポイントです。Dはアルファベットの4番目の文字です。Dが付いているというのは 蒸気の動力を直接伝える動輪(これが回る力で後ろの全車両を引っ張っています。)が片側に4つ付いているということなのです。 ちなみに、後に出てくる電気機関車は「F」ですが、これは動輪が6つあるということを意味しています。 SLの走行は日本の各地で結構行われていますが、今回特にスペシャルだというのは、都内をSLが走行するのは15年ぶりだと言うことです。 前回都内をSLが走行したのはかのオリエント急行を牽引した時なのです。参照URL この時の鉄道マニアの狂いッぷりといったらすさまじかったらしいです。( ´∀` ) |
自撮り一眼レフ作品:SLとは直接は関係ないが、黄色い車体が心地よいEF8189 CASSIOPEIA カシオペア。上野〜札幌間を走る寝台特急であり 豪華さが売り物なのでぜひ1度は乗ってみたい。1999年に運転開始され、E26系客車が使用されている。 車両が少ないため2日に 1 本しか走らない。この日はちょうどカシオペアの日だったので激写。 JR CASSIOPEIA URL |
自撮り一眼レフ作品:試走の日にEF651118に牽引されて上野へ向かう D51 498 。よく見ると、煙が逆に 流れていることがわかる。この1時間後にはシュッポッシュッポとやってくる。 |
自撮り一眼レフ作品:EF651118 試走の時のデゴイチ D51 498を牽引してきた電気機関車。 |
加納先生作品:試走の時のSLを捉えた一枚。レンズのゆがみを上手に使い、後部車両を地平線の向こうにつながっているように やや湾曲させ立体感を表現し、SLの持つ力強さを蒸気と共にディスクライブした一枚。この光の条件下で、黒をつぶさずに、かつ煙も捉えているとは・・・さすが、 ベテラン。年期の違いを感じさせられます。 |
加納先生作品:「EF58 あゝ上野駅号」を捕まえた先生の作品。さすが、その全長を抜かりなく、フィルムに収めております。 |
自撮り一眼レフ作品:本番の日に車庫から上野駅に牽引されていく「D51 あゝ上野駅号」。 |
左の「D51 あゝ上野駅号」を牽引しているのがこの電気機関車EF5861。「EF58 あゝ上野駅号」というヘッドマークをひっさげて前進中。 |
バルブ全開(画:sshi 命名:sshi)
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EF5861:E とは Electric の E つまり電気を表し、F は前述のように、動輪の数=6を表している。呼び名は電気機関車。なぜ、 電気なのに機関車なのかは不明だが、動力の付いていない車両を牽引するという意味では機関車と同じ働き。E のほかにも D があり、 D は Diesel ディーゼルエンジンで電気不要のものである。 DDときたら、ディーゼルで片側4動輪という意味だ。この写真は D51を上野駅まで運び届ける任務を終え、人知れず車庫に帰る男の雄姿を納めたものである。 |
撮影2時間前には各方面から集結した警察・JR関係者・ガードマンが各地に配置され、マニア達の出過ぎた行動を抑制するために、 巡回指導を開始した。敷地内に三脚を入れている者はご指導を賜った。(ここの撮影地では三脚OKであったが、跨線橋の上などからの 撮影ポイントにおいては通行の妨げになるために三脚は禁止された。また、最良の激写ポイントであろうと考えられる駅の ホームには、なんと、5メートル間隔で係員が配置し、危険行為や撮影を禁止した。あるマニアの証言によると、こんなに厳重な 警備は長い鉄歴においても希なことであると言うことだった。警備に当たられた方々。お疲れ様でした。 |
前日からの三脚による場所取りは当たり前で、案外人が少ないようにも見て取れるが、柵沿いに張り付いて撮影しようとすると、 既に場所をキープしていた先住マニアから、「そこ写るんで他に移動して下さい。」と ヤキが入るため、後から来た人は左側の柵に昇るような形で撮影が行われていた。(鉄の世界では、先に場所を取って画角を決めた 者が、後から来た者よりも、絶対的な権利を所有することが出来るという暗黙のルールにより整然と秩序が保たれている。) |
撮影直前にはこれよりも更に人が増えた。この時点でこのポイントにはカメラを手にした150人以上が集結していた。 それにしても、凄い警備員の数に、JRがこの日のために準備した物心両面に渡る配慮に感服した。 鉄のルールをもう少し解説しておくと、最初に場所を取っていさいすれば、どんなに広範囲にでも影響を及ぼすことが出来る。 何を言っているのかというと、かなり後ろの方に陣取っていると、その前(かなりの広範囲)に後から来た人を排除できるのである。 (多勢に無勢という場合もある・・)また、他人の三脚はその人がいなくても、動かしてはならない。という暗黙のルールもある。(あたりまえか?) |
撮影者近影:前日から泊まり込み(うそ)久しぶりにくそ重い荷物と共に秋葉をぶらついて全身筋肉痛。 |
師匠:加納大先生 今回もご指導を賜り恐縮です。 |