SLと早秋を求めて 2003 会津若松 只見川沿いの旅 機関車撮影 鉄道マニア
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SLと早秋を求めて 2003
会津若松 只見川沿いの旅
since 2003/10


 えー。このページは写真がメインでやたらと重いです。携帯から2.4Mbpsという時代になりつつありますが、重たすぎてパケットの涙を流すほどの料金となりますので。  あきらめるのが身のためです。(・_・、)(パケットの涙を流した男より)

コスモスと煙と黒鉄(画:角田先生 命名:sshi)

 いろいろと検討した結果、トップ絵はこの写真になりました。私の作品をトップに持ってきたかったのですが、 トップ絵最終選考に残ったの2枚は2枚とも、アマチュア写真家角田先生の作品でした。写真機の性能もさることながら、 画角と被写体の配置関係において、私はまだまだ未熟でした。巨匠TKNO氏も撮影に同行し、いろいろご指導をいただきましたが、 今回は先生からの出展は在りませんでした。残念。( ´∀` )




 ここは鉄道写真家・鉄道マニア(通称:てっちゃん)の間ではかなり有名な撮影ポイント地図 であり、福島県只見川沿いに走るJR只見川線のアーチ形鉄橋を只見川と共に激写する絶好のポイントである!!近くには送電線 用の巨大な鉄塔があり、鉄道マニア達が幾度となく往復して道となった山道(通称:てつ道)もあり、ポイントを発見することは たやすい。(しかし、とんでもない悪路&斜面なので、重装備を持ちながらの雨の日の登山は危険だ。)
角田先生作品

 角田先生作品:秋を漂わせるバックグランドを強調させつつ、しっかりと、アーチ形鉄橋を捉えている。水面にたつ さざ波が、天然のぼかし効果を生んでいる。在来線は2両編成
角田先生作品

 角田先生作品:水面に映る水鏡と被写体の共鳴が素晴らしい作品。ここのポイントからの作品は殆ど角田先生の作品だ。理由は、 その構図のすばらしさにもあるが・・・私のカメラの倍率がx1だったこともあり、高解像度の絵が望めなかったためである。(言い訳)
角田先生作品

 角田先生作品:東北の山間、早秋を感じさせる寒さの中、陸橋をLS(機関車:Steam Locomotive)がしゅっぽしゅっぽ走り、 時折聞かせる汽笛が山間にコダマして心にしみる。さすがは角田先生。水面にさざ波が立っていると見るや、すかさず水鏡 の鏡面画像はあきらめ、ポジションを小移動し、手前に秋紅葉を入れて、被写体深度をふかーく取り、赤・緑・青(RGB)のコントラスト に焦点を絞るとは・・・感服致します。( ゜∀゜) この時、機関車が煙を出していなかったことが悔やまれる。

 同ポイントから雲を見下ろす秋の山間。山の空気を吸ってリフレッシュしてきました。( ゜∀゜)
角田先生作品

 角田先生作品:鉄道と煙を上げるSLをメインとした作品。水鏡。川。森。どれも秋独特の黄色系の色合いに染められ、素晴らしい  一枚である。激写ポイントは地図

 川をメインに撮影。SLが水上に顔を出す瞬間を捉えた。一枚。先生のポイントからやや東の橋の上から激写。 地図

 山をメインに同ポイントから撮影。煙を出すSLはテーマの一つながらも、山間を削る只見川を鉄橋を手がかりに伝えるという テーマとなっている。

 SLは1日に往復1本、つまり、普通に待ってたら、2回しか激写チャンスしかない。ということで、第1ポイントで激写を終えた 後に、周辺の名所を巡り、探索を進めた。ここは「沼沢湖」場所 透き通るような水がとても印象的だ。

 この湖の畔にある食堂で昼ご飯を取った。一押しメニューは「姫鱒(ます)定食」。お味は・・・今ひとつ?  値段は激高。

sshi の つれづれ日記


 前日徹夜ぎみのまま、集合場所へ急ぐが、降りる駅を間違えて、1時間数十分、都会をさまよう羽目になる。汗だくになって 辿り着き、着替えを終えてから、首都高、東北道、SAでの仮眠、磐越自動車道を経て、只見川沿いに流れるJR只見線の激写ポイントへと 向かう。スーツ用のズボンと革靴で撮影に臨んだ私は、雨上がりの山道と、あまりに急激な崖を登らなければ辿り着くことの出来ない 秘境の激写ポイントへの道に、写真家の厳しさを教えられた。 しかし、 ポイントへやっと辿り着けば、撮影の5時間前にもかかわらず、すでに10数人の鉄道マニア(通称:てっちゃん)が陣地占領 しており、さらなる恐ろしさを知ることとなった。撮影2時間前にはその数は40人ほどとなっており、広角打法の私は、 写真に前の人たちが写ってしまうことを警戒していたが、あっさり写りまくっていた。(警戒していたのなら、 はずせよ。)

 せっかく撮影に行ったのに、1倍ズーム(28mm程度)しか持って行っていなかったので、遠距離における撮影は、 全体像を写すのみにとどまり、絞りは?シャッタースピードは?倍率は?といった写真撮影の楽しみの神髄を味わうことが出来なかった。 また、着替えを持って行ったのに、上着はいっぱいあってもズボンがなく、スーツ用のズボンを泥ベッチャにし、一人で 喜んでいた。(・_・、) 帰り際にはラーメンと酒蔵で有名な「喜多方」に立ち寄り、ラーメンを堪能した。現地は、「老麺会」という 組織に牛耳られており、喜多方に存在する地元のらーめん屋と、北方の名に便乗してやってきたチェーンのらーめん屋を 区別するために、町に至る所に、「老麺会」の旗が掲げられている。その旗の掲げてあるお店に入れば、喜多方ラーメンが 味わえるという寸法だ。しかし、喜多方ラーメンと一言に言っても決まったスタイルがある訳ではなく、醤油・塩・みそ・豚骨と 手広くやっている。喜多方観光案内のお姉さんに「うまいらーめん屋」を聞いても、決して教えてくれない。 それでは、皆さんはお元気で。

 時刻表を調べると、SLが駅でかなり長い時間滞在していることろがあり、その間に、追い越せば何回かSL撮影を行えることが 判明!! 当初から、それを見越していて、SL追っかけを行っているてっちゃんもかなりの数がいました。そして、選定された 激写ポイントはここ!  ここは間近から機関車と鉄橋を激写できるポイントとしてかなりのてっちゃんが集結していた。TKNO先生と角田先生は下のアングルから 私は山に登って上のアングルから押さえました。

 煙を吐きながら雄々しくそして鈍重に加速するSL。スチームロコモウティブとは、蒸気の力で歩くようにという意味で 名付けられている。機関部分の大きな車輪はピストンにより駆動され、車輪同志を連結するリンクが、まるでのしのし歩くがごとく 目に映る。
角田先生作品

 角田先生作品:この写真が、トップ絵の最終選考に残った2枚のうちの1枚である。鉄道をやや上に持って行き、川と手前の木々にアクセントを もとめる画角が素晴らしい。

 SLの追っかけとしてまたもやSLを追い越し、コスモス畑に布陣して機車の汽笛を待つカメラマン達。 激写ポイントはここ。 この写真のコンセプトは コスモス畑の中を前進するSL。であったが、必要以上に空が入ってしまったような気もする。

 LSを真横から捉えた作品。白煙が背景とのコントラストで際だっているのは良い。まだ秋になりきらないポカポカとした 陽気を現すほのぼのとした1枚。
角田先生作品

 角田先生作品:文句なし!!でトップ絵に選ばれた作品。メインとサブの煙突から吹き上げられる白煙といい、流線型を描く車体といい、 あえて、手前の色濃いコスモスに焦点を当て機車をやや隠すような構図といい、素晴らしい作品だ。

 ここは第1ポイント。11時頃の撮影に備えて、2時間前には既にこの状態。よく、この山道をあんなにでかい箱持って登って きたなー。と感心する。

 上を見れば、更に多くのてっちゃん達が。恐るべし、てつの道。1人で3台のカメラを操っているのは当たり前。ビデオカメラまで 操って一瞬に備えるオオカミたちが数多くいた。現地でのカメラ数はゆうに50を超えていた。





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