山の手線池袋から大塚まで130円で行く関東しゃぶりつくしの旅18時間@関東近郊区間 2003
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山の手線池袋から大塚まで
130円で行く関東しゃぶりつくしの旅
18時間@関東近郊区間 2003
since 2003/07/25


 えー。このページは写真がメインでやたらと重いです。携帯からのアクセスはパケット料金が一気に増えますので、 どうかあきらめてください。(・_・、)
路線図

  この図とは違いますが、山手線など、関東のJRに乗り込み、車内で上を見上げると、 「関東近郊区間路線図」というものが貼ってあります。

 図で示されているエリア(近郊区間)内だけを通る場合、 「乗車券の運賃は、乗車経路にかかわらず、出発駅と目的地の間の最も安くなる経路で計算する。」 と定められております。

 路線が入り組んでいるような地区では目的地にたどり着くルートがいくつもあり、 厳密に精算すると、乗客がどのような経路で乗ったのかによって料金が異なってしまい、 そんなことはいちいち面倒なので作られたルールです。

 ただし、乗車経路が重複したり(同じ区間を2度通ること)、近郊区間外の路線を通ったり、同じ駅を2回通らなければOKです。  もちろん、改札から外に出てはなりません。

 また、条文には、「最短経路の運賃で乗車することができる。」とありますので  乗ってきた経路を自己申告してより高い料金を支払うこともできるようです。(´¬`)

 このような運賃計算の特例は、他に大阪近郊区間・九州近郊区間があります。


 というわけで、関東に生まれ関東に育った小生ですが、あまり行ったことのない地域も かなりあるということでこんな企画を実行してみますた。(・_・、)


運賃130円で
関東一円を
18時間かけて
ぐるぐる回る
エキセントリックな旅


経路はだいたい、
池袋>横浜>茅ヶ崎>八王子>立川>
高崎>小山>友部>我孫子>成田>成東>
蘇我>御茶ノ水>西船橋>南浦和>大塚

東京神奈川東京埼玉群馬栃木茨城千葉東京千葉東京埼玉東京(たぶん)





 ということで、前日は池袋の漫画喫茶(24時間営業)に泊まり、0400コンビニで朝食を購入し、0433発の 山の手線に乗り込み、同じ山手線の大塚駅に向かうことにした。料金を調べると130円なので、 自動販売機で130円の切符を買う。

 これがその時購入した切符。ちなみに、130円の切符は購入した時刻から1時間が経過すると、ちゃんと 130円の圏内で下車したとしても、自動改札を通過する時に、「ピンポーン」と鳴って駅員さんに止められますので、 1時間以内に目的地に行くようにしましょう。(゚д゚ )

 山手線新宿行きに乗り込む。大塚に行こうと思ったのに、何故か逆方向の新宿方面に行ってしまったのが この旅の始まりだった。
 池袋の自動改札を通過する一味。

 余談ではあるが、今回の旅で関東にも、こんな電車があるんだ・・・「へぇ〜。」と感心した。寒冷地では当たり前の 話であるようなのだが、駅に到着しても、自分でドアを開けないと、ドアが開かないのである。 東京でも、寒い日に電車の急行と鈍行の待ち合わせなどで、ずっとドアが開いている時などは「ドアが閉じないかなぁー」 なんて思うものであるが、実際に、上の写真のようにボタンが付いていて開閉ができる列車を初めて見ました。  もちろん、外側にもボタンがあります。最初、この電車に乗ろうとしたら、ドアが閉まっていて、回送列車なのかなぁ と思ったら、おばさんがボタンを押してドアを開き、また閉めていたので、ビックしりました。( ´ー` )
 ちなみに、自分で閉ボタンを押さないと開きっぱなしなので注意が必要です。
「モハ103−XXXX」の意味

 知らない人にはその意味がわかる良しもないが、JRの列車の横に表示してある「クハ103−XXXX」などの意味不明な記号は 実はその車両に付けられた固有の番号で製造された時に決まります。その意味は旧国鉄時代から継承され今も鉄道マニアの間では 慣れ親しまれております。
 それではその意味について解説致しましょう。ヽ(´▽`)ノ

最初のカタカナは
 ク:先頭の車両を表す記号
 モ:モーターが内蔵されており列車に駆動力を与える車両を表す記号
 サ:付随車を表す記号。つまり動力のついていない中間車のこと。
 キ:気動車を表す記号。
(最初、機動車と表記していたら師匠からご指導が入り訂正致しました)
 気動車とは電気のモーターではなくディーゼルエンジンなどで走る電車(電車とは呼べない?)  山岳地帯など頭上に電線が引かれていない地域で活躍する。

続いてくるカタカナは
 イ:一等客室の意味。昔はあったが現在は使われていない。
 ロ:二等客室の意味。現在のグリーン車などがこれに当たる。
 ハ:三等客室の意味。殆どの車両はこれ。

その後に続く数字は
 その列車の型番を表し、車両のヴァージョンのようなものである。近い番号は同じシリーズであることを意味し、 トイレが付いているかいないかの違いはここの番号でわかる。
 属に103系
(イチマルサンケイ)(101・102・103などのヴァージョンをひとまとまりにしてこのように 呼ぶ)などと呼ばれているのはここの数字のことである。100から始まり、現在は  2000を超えている。

ハイフン以下は
 車両毎の固有番号でここが連続である車両は順に生産されたということになる。

 さて、旅は始まり、0433、池袋発新宿方面行き。

 池袋駅にて 0433 山手線 クハE231−506 11両編成。

 車内で朝食を取る。コンビニで買った豆腐そうめんを食そうと思ったが・・・(次へ)

 品川駅にて 0510 東海道本線 クハ111−2048

 ・・・(前から) 中には水が満たされていた。説明書を見ると、その水は捨ててから垂れを掛けて 召し上がってください。と書かれていた。・・・しかし、車内だったので・・・・(次へ)

 横浜駅にて 0532 根岸線 クハ208−73 10両編成

 ・・・(前から) その水をその辺に捨てるわけにはいかず、窓からも捨てられないので、 全部飲み干す羽目に・・・約500mlくらいだったろうか・・豆腐は大好きだが、 その汁はすこぶるおいしくなかった。 かなり、「おえっ」っときながらも、飲み干し・・・(次へ)

 大船駅にて 0604 東海道本線 クハ372−3 9両編成

 ・・・(前から) たんですが、いざ、豆腐ソーメンを食べる時は、気持ち悪くて、全然味わえず、 なんか存した気分でした。

 茅ヶ崎駅にて 0626 相模線 クハ204−506 4両編成

   このようにさい先の良いスタートを切ったのですが、最初のうちは10分とか20分とか 乗って乗り換えるというパターンが多く、車内での余裕はあまりありません。・・・(次へ)

ちなみにここが今回の旅の最南端。(神奈川県)

 八王子駅にて 0746 八高線 クハ103−3005 4両編成

 ・・・(前から) ですが、前日は徹夜で一睡もしていなかったため、座ると途端に眠れるのでした。

 拝島駅にて 0801 青梅線 モハ200−175 10両編成


 立川駅にて 0825 南武線 クハ205−133 6両編成

 府中本町駅にて 0845 武蔵野線 クハ205−147 8両編成

 この車両の中ではちょっと障害者のような方が、思いっきり大きな声で何かを叫んでおり、 乗客はみんな困っておりました。良く聞いていると、3秒くらいの間隔で別の人格が出ているかのような ことを叫んでいましたが詳細はわかりませんでした。

 武蔵浦和駅にて 0925 埼京線・川越線 クハ204−94 10両編成

 川越駅にて 0957 川越線 クハ208−3003 4両編成

 この電車の中でも、窓から外を眺めつつ、思いつくままに大きな声で言葉を列挙する障害者のような 方が乗っており、この時間帯はそういう方が多いのかも知れないと思いました。

 高麗川駅にて 1022 八高線 キハ112−205 2両編成

 ここは山中だけあって、モーターではなく、ディーゼルの気動車が運行しているようです。

 高崎駅にて 1157 上越線・両毛線 クモハ107−109 4両編成

 ここは群馬県。このたびの最西端。

 小山駅にて 1405 水戸線 モハ415−115 4両編成

 ここは栃木県。群馬と栃木の県境の群馬側にある桐生という駅がこの旅における最北端。
 この駅では乗り継ぎに余裕があったのでかけそばをホームで食べました。しかし、 残念なことに、他の駅と比べて相当できの悪いかけそばでした。(すいません。)

 友部駅にて 1511 常磐線 モハ415−705 11両編成(土浦から15両編成)

 我孫子駅にて 1644 成田線 モハE231−108 10両編成

 この路線は10両編成で乗客も多い割に、1時間に1・2本しか電車がなく、単線なので結構待ち時間がありました。

 成田駅にて 1735 成田線 モハ112−1113 4両編成

 佐倉駅にて 1750 総武本線 クハ111−1506 6両編成

 成東駅にて 1820 東金線 モハ112−1076 4両編成

 もうここは太平洋に程なく近い。今回の旅の最東端です。

 これには乗らなかったが、大綱の駅にて特急が来たために激写。これに乗って東京まで行ってしまおうかという案が 浮上したが、130円の旅にこだわろうということで、乗車は見送られた。

 大網駅にて 1853 内房線 クハ111−1451 6両編成

 蘇我駅にて 1917 京葉線 サハ205−195 10両編成

 東京駅にて 2007 中央線 クハ201−48 10両編成

 この駅で京葉線から中央線に乗り換えるのは相当大変です。走っていっても、10分から15分は見た方がいいでしょう。

 御茶ノ水駅にて 2014 総武線 クハE231−41 10両編成

 山手線の内側に来ましたが・・・これから更に、千葉ー東京ー埼玉を巡る。

 西船橋駅にて 2049 武蔵野線 クハ103−760 8両編成

 南浦和駅にて 2136 京浜東北線 クハ208−66 10両編成

 山手線を目指す。

 田端駅にて 2201 山手線 クハ204−48 11両編成
 とうとう、長かった旅も佳境に入り、山手線に帰ってきてしまった。大塚駅はもう、目と鼻の先だ。

 大塚駅にて 最後の電車は私たちをおろしても、まだまだ仕事がある。次の駅「池袋」に向かって動き出すのであろう。

 大塚駅にて下車。自動改札に切符を挿入する。しかし、案の定、「ピンポーン」と機械的な音がし、 ゲートは閉ざされた。130円切符は買った時から1時間が経過しても駅構内にいると「不審者」とみなされ、 自動改札を通れなくなる。それ相応の理由がなければ、駅構内でのたうち回っていてはいけない!ということだ。

 自動改札を通過できないので、駅員さんに事情を説明。移動経路と合法性を説明したら、 「まあ、いいんじゃないですか。」ということで通過させていただきました。
 今回の関東近郊路線130円の旅は合法あり、これだけ電車に乗りまくっても正規の料金ということになりますが、 実は、「山手線2周とか、乗り越したから1駅戻る。」なんて行為は、本当は、 追加料金を払わなければ正規の料金を払っていないこととなるということがわかりました。 (詳しくはこのページの前の方を参照) 普段乗る機会のない関東周辺の路線を体験することができ、 かなり有意義な1日となりました。ヽ(´▽`)ノ


以下に当日の計画とその時乗った車両について表示します。




池袋

0433

山手線

クハE231−506

11両

品川

0500

 

0510

東海道本線

クハ111−2048

未確認

横浜

0527

 

0532

根岸線

クハ208−73

10両

大船

0602

 

0604

東海道本線

クハ372−3

9両

茅ヶ崎

0616

 

0626

相模線

クハ204−506

4両

八王子

0739

 

0746

八高線

クハ103−3005

4両

拝島

0803

 

0801

青梅線

モハ200−175

10両

立川

0813

 

0825

南武線

クハ205−133

6両

府中本町

0836

 

0845

武蔵野線

クハ205−147

8両

武蔵浦和

0916

 

0925

埼京線・川越線

クハ204−94

10両

川越

0953

 

0957

川越線

クハ208−3003

4両

高麗川

1017

 

1022

八高線

キハ112−205

2両

高崎

1154

 

1157

上越線・両毛線

クモハ107−109

4両

小山

1347

 

1405

水戸線

モハ415−115

4両

友部

1508

 

1511

常磐線

モハ415−705

11両(土浦から15両)

我孫子

1627

1644

成田線

モハE231−108

10両

成田

1729

 

1735

成田線

モハ112−1113

4両

佐倉

1748

 

 

 

1750

総武本線

クハ111−1506

6両

成東

1818

 

1820

東金線

モハ112−1076

4両

大網

1841

 

1853

内房線

クハ111−1451

6両

蘇我

1910

 

1917

京葉線

サハ205−195

10両

東京

1959

 

2007

中央線

クハ201−48

10両

御茶ノ水

2011

 

2014

総武線

クハE231−41

10両

西船橋

2046

 

2049

武蔵野線

クハ103−760

8両

南浦和

2131

 

2136

京浜東北線

クハ208−66

10両

田端

2158

 

2201

山手線

クハ204−48

11両

大塚

2207

 

最後に・・・ 電車の中で寝まくっていた割には・・疲れる旅でした・・ヽ(´▽`)ノ


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