天上天下唯我ドキュソん 殿堂入りおすすめネタ



つも,ページを見に来て下さっている皆様.ありがとうございます. このページをほくそ笑みながら読んで下さっている方々がいらっしゃると思うだけで,がんばっていけます. 皆様の御隣人にも,当サイトを教えて頂けたら,うれしいです.





は,なるべく時間を無駄にしたくないと日頃から思っています.(誰でもそうだと思いますが.)

 よって,なるべく「ボーッ」としている時間を減らすために,

「私の心の中の戒律」というものを制定しており, その中の細則の一つに次のようなものがあります.












心の掟 第27条:
「自分一人でエレベーターに乗っている時は, 逆立ち,シャドウボクシング,腕立て伏せ,その他運動になることをしなくてはならない.」

 この「心の掟」を故意に破ってしまうと,その次に,同じシチュエーション(状況) となった時に「2倍の強度で同掟を実行しなければならない.」という 上位法規にあたる「心の戒律」があるので, 後々に厳しい状態に追い込まれないために毎回「心の掟 第27条」を遂行している.
 また,自分の心に決めたことを実行できないと男としてその都度,敗北感 を味わうこととなるので,楽しみながら実施するようにしている.


 最近ではもっぱら,逆立ちをしていることが多いが,雨の日などは,水滴で濡れていないところ に手をつかねばならず,また,背負っているリュックサックなどが地面に付かないようにするのが大変だ.


 だが,シャドウボクシング(敵(シャドウ)を想定してシュッシュと音を立てながら,パンチを繰り出し, また避けたりするボクシングの練習法の一つ)も捨てがたい.


 今日は職場から自宅へ帰るために 11F から 1F にエレベーターで下る際に,シャドウボクシングをしていた.


 乗車時間は約1分ほどなのでぼちぼちいい運動になる.


 音楽をイヤホンで聴きながら,深夜の寂しいエレベーターをほんの少しでもエンジョイするために.....











シュッシュシュ!

シュシュ!

アナウンサー:
 「さーて.今宵も始まりました.ライトウェルター級4回戦.今日は どんな戦いが見られるのでしょうか? 実況は わたくし アデランスの中野と,解説は キン肉大王さんです.よろしくお願いします.」


カーン!


アナウンサー:
 「おっと.ゴングが鳴りました.青コーナー飛び出した!! ゴングと同時に 凄いラッシュです.」

解説:
 「4回戦(プロになったばかりの方が闘う試合のこと)では 良くありますね.こういうパターンは.赤コーナーがペースをつかみやすいパターンですね.」

シュッシュシュ!


アナウンサー:
 「逃げるばかりの赤コーナー シャドウ選手 どうしたのか?」


解説:
 「手を出していかないとペースがつかめませんね.それとも何かを狙っているのでしょうか?」


シュッシュシュ!
シュシュシュッシュ!!


アナウンサー:
 「おーっと青コーナー ワンツースリーから 左フックx2,右フック,アッパーだ!」


解説:
 「いけませんね.赤コーナー シャドウ選手はもっと足を使わないと・・」


アナウンサー:
 「しかし,この狭い2畳ほどのエレベーター内では足が使えません.どうするのか? シャドウ選手.」


シュッシュシュ シュッシュシュ シュッシュシュ!


アナウンサー:
 「青コーナー のドキュソんが 更に調子づいてきました.猛烈なラッシュです!!」


解説:
 「ん・・」


アナウンサー:
 「どうしました?」


解説:
 「青コーナー急に動きが悪くなりましたね〜」


アナウンサー:
「開始20秒程度ですが,何が起こったのでしょうか?」


解説:
 「これは・・・」






解説:
 「運動不足から来るスタミナ切れですね.」


アナウンサー:
 「これはいけません.息を整えるためにウェービングとスウェー (体を揺らして敵のパンチを避ける動作.パンチを出すより疲れない.)が多くなってきました.何とも都合のいい設定です.」


アナウンサー:
 「おっと.クリンチです!
  (ボクサー同士が抱き合ってパンチを出せないようにし,息を整える時に使う.)
  クリンチのまま・・
  青コーナー  ドキュソん選手
  素早く体勢を入れ替えた! チャンスか!?」








!!!


解説:
 「こっこれは・・・」






解説:
 「エレベーターのドアが開いています.」






解説:
 「お客さんが乗ろうにも乗れずに困っています.」


 ドア側と反対方向を向いてシャドウボクシングに没頭しており,  クルッと体勢を入れ替えて,ドア側を向いた時,

 自分一人の戦場かと思い込んで,大立ち回りを 演じていた最中,
 エレベーターのドアは既に開放され, 知らないお方が怪訝(けげん)な顔をして私を見ているのです!!



(」゚Д゚)」







 逆立ちであれば,自分は動かないために,エレベーターが途中で止まり, ドアが開きそうになっても,その重力の変化に直ちに気付いて何事もなかったかのように振る舞えるのだが, (何この人,顔真っ赤にさせてるんだろ?と思われる程度で済む.)

 しかし,今はシャドウボクシング・・・ しかも,イヤホンで音楽聴きながら・・
 この時は自分の動き没頭の度合いから, ドアが開いたことに気づかず, 端から見れば「あやしい踊り」人前で数秒踊っていたという結果になった.

 狭いエレベーター内で「シュッシュッ」と音を立てて浸(ひた)っている男がいる のに,「普通の人なら,そこに遠慮無く同乗することは到底出来ずに,唖然として見守る他無い.」
 それは,その状況から言って当然のことであった.




ガッデム!



 その直後,さりげなく髪の毛をいじる振りをして,シャドウボクシングの動作をフェードアウトさせ,

小生:
 「あっ.えー.  どうぞ・・  乗ります・・・・・  か?」

 とその方にお聞きして,同乗し,1Fまで降りていきました.

 エレベーターの達人には,まだまだ,相当到達できない・・・・(・_・、)
















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