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動機(モチベーション)1・2 2004/05/11

間には,生理的動機(欲求)社会的動機(欲求)がある.

 動機は人間が行動を行う原動力となり,それを達成することが生きることそのものであるといっても過言ではない.

 前者は「食う・寝る・戯ぶ(あそぶ)」で有名な例の3大欲求.いわゆる本能 と呼ばれるものである.

 そして,後者も三つあり,1つは『達成動機(欲求)』 とよばれ,「より高い目標を達成したい。」「ユニークでありたい。」「競争を制したい。」と望む心であり, 2つめは『影響力動機(欲求)』 とよばれ,「人の心の中に実物より良い自分をセットしたい。」「他者に影響を及ぼしたい。」「ブランドものを身につけたい。」 などと思うモチベーションである.

 そして,3つめは『親和動機(欲求)』 とよばれ,「より多くの人と親しい関係を持ちたい。」「良い関係を持ち続けたい。」と願う心である.

 人によってそれぞれの動機の強さはまちまちであり,どれかひとつだけ強い人もいれば,全てが強い人,生理的欲求だけ が強い人など,様々なバリエーションがある.




 今回はこれらの欲求のうち,『親和動機(欲求)』にまつわるエピソードに 出会ったので,皆様にご紹介したい・・・




 私は,人に比べて,上記の『親和動機(欲求)』が強い方だと常日頃から自己分析している.

 あの人に嫌われているのではないか?

 みんなと仲良くなりたいな ♪


 あからさまに敵意を向けられると,表面では強がっていても,

 とても心が痛い.

 チクチクして寝付けない.


 敵意の原因を分析して,それを改善しようと努力をする.
 時には,利害が自分の改善範囲を超えた領域で対立し,その際,私に向けられた敵意によって深く傷つくこともある.

 それが,自分の好きな人や尊敬している人との間であれば,その痛みはなおさらである.






 さて,いささか前置きが長くなってきたので,ここいらで本題に入ろう.




 ゴールデンウィークのさなか,私はとある お方 (T さん)と車に乗っていた.

 楽しみにしていた2人だけのドライブだ.

 私はその方を尊敬していたし,どちらかといえば好きであった.

 2人は適度な会話を交えて親しげに,ドライブをしていた.

 しかし,そこで事件は起こったのである!











 前回の「つづく」からの続きです.ヽ(´▽`)ノ





 その事件とは・・




 先ほどのドライブインで補給した冷たい飲み物が
お腹に効いてきたのか,
前回のママレモン弁当が効いてきたのかはさだかでないが,

 お腹がゴロゴロ言い出してきたのだ! (´д`;)





 しかも,それは,

疾風(はやて)のように現れて・・・
 疾風(はやて)のように去っていく〜

 月光仮面のようには行ってくれず・・・(・_・、)

疾風(はやて)のように現れたまま・・・
 いつまでもそこに滞在し,
  もう帰らない! とばかりに,お腹にキュルキュル
   痛みを醸し出させているではないか!



 生理学的には,便意を催し,大腸内に大量の水分が供給され,

 俗に言う

 ゲリピー状態

 平常心から急激な速度で「ゲリピーシンドローム」へと遷移していく感触が伝わってくる.

 この沸き上がる感触と奮闘(ふんとう)している最中,私は無口になっていた.

 そんなことを知ってか知らずか,T さん(仮称)は私に話しかけてくる.

T さん:
「ちょっと熱い感じがするから,クーラーと窓開けるのどっちがいいかなぁ〜.」

小生:
「・・・・・」

 あううぅ! 今しゃべってはいけない!!
 なぜなら・・
 ちょうど今,大きな波がぁ・・
 押し寄せてきている最中だからだ!!

ガッデム!



 しかし,相手の問いかけに答えなければ,無愛想な男として嫌われてしまう!!

 なんとかしないと!

 するとそこへ 内蔵様のお声が聞こえてきた・・


内蔵様:
「ごめんなさい? 今出てきていいかしら・・? ( ゚∀゚)」

小生:
「でっ出てくるんじゃねぇ! ボケがッ! もう少し後にしろ!」

内蔵様:
「だって,あなた達が,なんかいい雰囲気だったんだもの・・ (;-д-)」

小生:
「貴様! 内蔵の分際で,本体の邪魔をするな!」

内蔵様:
「あらっ そんないい方すると・・ 後で大変なことになるわよ.( ´∀` )」

(会話 1.3秒 【体感時間:10秒】)

 そこで,T さんは先ほどの質問を繰り返した.



T さん:
「じゃあ. 窓開けるよ.(*´▽`*) ニコッ」

 そう言って,パワーウィンドウのボタンを押し,T さんは窓を開けていた.

 確かに最近は,太陽が照っている時間帯の車内は汗ばむくらいの温度になる季節になってきた.

 しかし! 今,窓を開けられたら,お腹が冷えて内蔵様の横暴が一層激しくなる・・


 そうとっさに考えた私は,

小生:
「窓・・開けないで・・・」

 私のレスポンスに歯切れはなく,苦虫を噛み潰したような顔で一言しゃべって,その場を凌ぐ!

 青くなる顔と,お腹のなかの異変を気づかれないように,必至にがんばる・・


 T さんは窓を閉めてくれた. ありがとう!


「もう少し我慢しろ!
 もう少し我慢したら,きっと峠(とうげ)を越えて,
 何事もなかったかのように振る舞えるはずさ.
 そうすれば,楽しかったドライブにまた戻れる!」



 そう自分に言い聞かせていたやさきに・・・・









スカッ(最初の音)

 スーーッッ(漏れていく音)





 なんと! 次なるビックウェーブ(大波)が突如として現れたかと思うと,(かす)かな音漏れと共に,高圧ガスが体外に漏れだした!!


 !?



 (ここからちょっと長い心理描写になります・・)


小生:
「我慢しろ!って言ったろーが!!」

内蔵様:
「貴方が生んでもいいって言ったから,生んだのよ!」

小生:
「馬鹿野郎!俺の子じゃねー!!」

内蔵様:
「このニオイは貴方の子よ!! 間違いないわ!」

小生:
「このニオイ・・イヤッ・・香りは・・・ まっまさか?」

内蔵様:
「そう.やっとわかった?
 この超高濃度 濃縮メタン噴霧ガス は,
 紛れもなく貴方の子供なのよ・・





 ・・しかも・・双子の・・」

小生:
「双子!? そっそんなはずは・・ しかし,
 ガスの他にも,なにやら液状のものを感じると思っていたら・・」

内蔵様:
「そう.最初に生まれたのが液化ウランで
 後に生まれたのが濃縮メタンガスなの・・
  (*´▽`*) ポッ  」

小生:
「ポッ  っじゃねえ!!」

(会話 4.3秒 【体感時間:2分】)

 ヤバイ.やばいぞ.この4.3秒間の茶番劇の間に,既に私の周囲には 尋常じゃないニオイが漂っている!!

 よく,「他人の屁は臭いが,自分の屁は臭くない.」という話があるが, 自分でも十分臭い.臭すぎる!!

 T さんのところまで,この高濃度メタンエアロゾルが 到達するのに,もうさほど時間がない!!



 どうする?!

 しかも.ついさっき,『窓を閉めてくれ』頼んだ直後に,この 刺激臭が漂ってきたら! まるで私は確信犯ではないか!!

 この有毒ガスを効率よく吸わせるために開けた窓をわざわざ閉めさせた 握りッ屁ボーイとして,T さんの脳裏に一生,記憶されてしまう!!



 何とかしなくては!!! と思うのだが,双子の兄弟の放射能汚染の方も気になり, 思考が拡散.

 どうしよう! (´д`;)オロオロ



 まずはこの事実を出来るだけ隠蔽しなくては! と思い,「やっぱり,窓を開けてください.」と言おうとした瞬間・・・・










うぃ〜ん
うぃ〜ん
うぃ〜ん






 窓が開いていった・・・



 有無を言わずに窓が開いていった・・・



 T さんがパワーウィンドウのボタンを力強く押していた・・・




ガッデム!
( ´Д`)


 もう,閾値を超えた有毒ガスは,貴方の気管にまで届いていらっしゃったのですね.




 ハァ〜 痛い! 痛い! 心が痛い!!
私の『親和動機(欲求)』が踏みにじられていくぅ〜.

 もう,「窓を閉めてください.」とか 「開けてください.」とか,とてもじゃないけれど,言えない状態でした.

 それからまもなく,近くのドライブインに立ち寄って,内蔵様との平和的対話を行い.停戦条約を結びました. どうやら,双子ではなかったらしく,大事には至りませんでしたが・・・

 そのドライブインまでの体感時間はエラく長かった記憶があります.(・_・、)


 ハァ〜〜 ( ´Д`)  達人への道のりはまだまだ遠い・・・・・














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