天上天下唯我ドキュソん 殿堂入りおすすめネタ

クドナルド14にあったように、マクドナルドの達人を目指す者達にとって、 各店舗の巡回・研修は欠かせないものである。

 日々、マクドナルドから何かを学び取り、己のしがない人生にほんの少しでもそのエッセンスを取り入れ、 より充実した道を切り開いて行かねばならない。

 私とてこの道を志して、はや8年になるが、未だ志しの半ばであり、真の達人を目指して右往左往している。

 そんなある日にとある店舗でこんな張り紙を目撃したのです・・・・







ハンバーガー作り体験学習

お気軽に当店スタッフにお申し出ください。
マクドナルド ○○店

 毎週日曜、○時から○時までの間、予約いただいた方に、ハンバーガー作りの体験学習として、 店内にてハンバーガーを実際に作っていただくというサービスを行っております。

 プロのマクドナルド社員が1から指導し、ハンバーガー作りの楽しさを体験することができますので、 皆様、お気軽に当店スタッフにお問い合わせください。( ´∀` )














!! (゚д゚;)
その時、突然私の背中に電撃が走り、ついに天使の御声が聞こえたのです!!









天使の声:
 「貴様ぁ! 1回もハンバーガーを作ったこともないくせに 今まで、勝手にマクドナルドの達人を気取っていたのか?! ゴルァ!」( ゜∀゜)

 天使は唐突にかくおっしゃられ、私の心にズシーンと響いたのでした。

小生:
 「そうだ! まさに、おっしゃるとおりだ。私は1度も実際にマクドナルドでアルバイトをしたことはないし、自宅でハンバーガーを作ったこともない。 そんなことでは、さらなる達人になれるはずもない!」







 しかしそこへ・・





悪魔の声:
 「けっ! いい大人が、マクドナルドで調理実習だ?! 笑わせるぜッ!  お前のとろくさいところをアルバイトの高校生にいびられて終わるのがオチさ。やめておきな。」(`Д´) 








天使の声:
 「何をおっしゃるのです! 日曜日にマクドナルドで 実習ともなれば、可愛い女子高生アルバイターに手取り足取り、マックフライポテトの挙げ方をおしえてもらえるのですよ!!  よく考えてからものをいいなさい!」( ゜∀゜)

小生:
 「別に・・そういうことが目的じゃないんですが・・・ (何故か文字が小さくなっていっているような気が・・)







悪魔の声:
 「おうおう! マクドナルドを出会い系代わりにつかうとは お兄さんもたいした悪党よのぉ。 よし!そういうことなら、話はわかった。協力してやろう。」(`Д´) 




 2人に勧められて、結局、申し込むことにした私は、勇気を出してレジへと向かった。

 レジには2人の女子高生アルバイトらしき方がいて、店内に客は私しかいない状態でした。

 ひょっとして、この方達が・・私といっしょに・・・  ハンバーガーを・・・ あんなことして・・・ ジュウッっと。 こんなことして・・・ キャハ!(2.0秒)




 と勝手に妄想していると・・・突然!




女性アルバイト:
 「こちらでお召し上がりですか?(´▽`)」



 しまった!こちらから切り出すタイミングを失った!!
 えーっと。えーっと。なんて言おうか・・








小生:
 「ビッ・ ビックマックセット1つ・・」


 弱い! 私は なんて弱いんだ! しかも! さっき、てりやきマックバーガー・ポテトLセットを食べたばっかりなのに・・ 今度はビックマックセットをたのんでしまった!!

「私にもあのイベントに参加させて下さい。」の一言が言えないだなんて!!  弱すぎるぞ! しかも、出費が痛いぃ。
 (・_・、)




 やや泣きながら、会計をすませる。 今、言わないと、今聞いてみないと・・

 私は勇気を出して聞いてみた。



小生:
 あそこにある張り紙を見たんですけど、ハンバーガーの手作り体験学習をさせて頂けないでしょうか?  実は、私、マクドナルドの大ファンで是非一度、本物のハンバーガーを作ってみたいのです。お願いします。


 ああ。ちゃんと言えたぞ。 やればできるじゃないか。 よーしこれで来週の日曜日は忙しくなるぞ〜!






女性アルバイト:
 「少々お待ち下さいませ。」



 しかし、女性アルバイトの方はそういうと、店の奥の方へ消えていった・・・





 ほどなくして、店長らしき格式の男が出てこられてこういった。











店長:
 「すいません。あれは小学生までの方を対象にしておりますので、 申し訳ありませんが、お引き取り下さい。」







ッダム!


 参加申し込みは小学生まで。なんて何処にも書いてなかったぞ!! (確かに、紙の下の方に貼ってあった 写真は全て、小学校低学年ではあったが・・・)




 さすが、天下のマクドナルド、子供には楽しい思い出といっしょにその味を覚えさせるが、 私のように既にジャンキー(常習者)となっている者には、そんな手間を 掛けさせずに、コスト削減を図ろうというのだな。 なるほど。あっぱれなものよ。



 追い打ちを掛けるがごとく、女性アルバイトは、
 「ポテトのご用意に3分ほどかかります。」
 とおっしゃって、私はその恥ずかしいまま、カウンターの前で3分間待つ羽目に・・・



 トホホ・・ 客よりも人数の多い従業員の皆様の視線が痛い・・・・  (・_・、)





 「マクドナルドでアルバイト」を真剣に考える今日この頃。

 達人の道はまだまだ険しい・・・・(・_・、)







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