天上天下唯我ドキュソん 殿堂入りおすすめネタ

クドナルドの達人を目指すものにとって、日々の巡回は欠かせない。(巡回:いろいろなマクドナルドの店舗に行き、 世界標準味がしっかりと保たれているか? 私の舌・味覚に衰えはないか? それぞれの店舗に何か異変が見られないかを観察すること)

 私の尊敬してやまない日本人にして唯一のユダヤの商人とされる藤田田(フジタデン) 閣下も、第一線を退かれ、院政を開始された今日この頃。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?( ゜∀゜)

(解説:藤田田さんとは、日本マクドナルドと日本トイザらスの経営を行い、経済界のカリスマ、一人勝ちの藤田と 世界に名高いビジネスマン != 独裁者である。著書には「ユダヤの商法」「勝てば官軍」「Den Fujitaの商法シリーズ」などがある。)





 新聞やら世間では、

 日本マクドナルド、初の依願退職者募集!!

だとか・・・


 激安バーガー作戦は長続きせず、デフレ戦略が経営の悪化を招いた!!

だとか・・・


 ドナルド!!藤田田夫妻の喧嘩を仲裁!! 全治3週間の怪我!!

だとか・・・


騒がしい。


 しかし、なんだかんだ言われようと、この業界におけるマクドナルドの独走状態が揺るほどではなく、 依然、帝王として君臨し続けているのである!!

 その秘密は以前も、どこかのページで語ったように、「子供」を味方に引きずり込み、その子達にとってのおいしい味 とはマクドナルドの味である。という記憶を刷り込むインタープリンティング戦略にあるのである。



 この辺の事情について赤裸々に語っている告白文が、幼稚園生からのお便りとしてあったので紹介させていただきたい。






ぼく思い出

さくらぐみ しんのすけ  5さい


 結婚したての母親が、まだ料理があまり得意でないながらも、一生懸命作る手料理は、 私にとってとてもおいしく、愛情深いものでした。しかし、レパートリーの少ない我が家での料理は、 金銭的余裕のなさや日本的な美意識も手伝って、 超薄味(味なし)の煮物となってしまうケースがほとんどでした。  それを 「塩分が控えめだから体にいいのよ〜」などと母は言いながら、ぼく達は毎日食べさせられて育ち、 そうゆう薄味が普通なのだと、いつも思っていました。

 そんな日常の食生活の中に、きらめく一筋の光となってぼくの進むべき道を照らしてくれたのが、 6ヶ月に1回のだけ許される家族水入らずの「外食」であり、近所のマクドナルドでの豪華な夕食(ディナー)でした。



   毎日毎日、素材の持ち味を吟味せざるをえないほどの超薄味に慣らされ、育てられたぼく達は、 ラードの脂肪分と、その塩味の濃さに、梅干しをも超越するよだれを垂れ流して マックフライポテトにがっつき、普段の食生活では決して与えられないコカコーラやマックシェイクのような激烈な甘みに 脳内A10モノアミン系神経束を発火させたのです。(至福の快感を得た時に活性するとされる脳内ニューロン)  さらに、ドナルドの誘いとキャラクター達の笑顔・マックプレイランドなどで 楽しい場所であるという印象を植え付けられ、ぼく達の脳内シナプス結合は急速に「マクドナルド=おいしい」という方向に収束していきました。

 以来、私は1週間に1回はマックフライポテトを食さないと、ろれつが回らず、右手が痙攣し、過呼吸に陥ってしまうほどの マクドナルドジャンキー(常習者)となってしまいますた・・・(・_・、)




 さて、とても幼稚園生らしいさわやかな文章ですね。また、マックフライポテトの食べ過ぎでA10から前頭葉への 神経束脳内結合が活性化され、文章作成能力が向上したのかのような立派な主張です。  私もこの投書を読んで、胸痛く共感し、過去の自分とだぶらせております・・・

 というわけで、幼少期においしいと思った味覚がその人にとってのおいしいの基準となり、 その人間は最初の10年弱での学習(洗脳)により、 以後50年とも80年ともなる人生において、足繁くマクドナルドに通い続ける羽目となるのである。

 そう。まるで、幼い頃の宗教教育によって、一生教会に通い続けるように・・・



 そして、今日も、薬が切れかかったジャンキーのように、あの味を求めて、マクドナルドに通う小生であった・・・・・









HOME