天上天下唯我ドキュソん 殿堂入りおすすめネタ

とは昔から、「男の勲章」だとか、 「努力の結晶」だとか、「労働の対価」だとか、 良い意味に使われている。(ほんとかよ?!)



 汗の臭い。イヤッ。ここではあえて、汗の香り(かおり)と言うべきだろう。




 汗の香りは



男らしく・・



気高く・・・



ワイルドな感じ・・・


がして私は好きだ。

 しかし、酸っぱいのは嫌い。 あと、俗にワキガ臭と呼ばれるあれもたまらない。 (どっちの意味でたまらないんだか・・・)







 最近、汗をかく機会がだんだん減っているような気がする小生は、さしずめ、努力や労働が足りなく、男としての魅力に欠けているのではないか? と思う。


 その代わりに、冷や汗だけは毎日欠かさずかくほど危ない橋を渡っているが・・


 そんな私に最近異変が起こっている・・・・・・







 汗の香りが普段と変わってきているのだ!!(どーでもいいやん。そんなこと。)





 イヤッ!!良くない!!



 どうも、汗の臭いが変わり始めたのは、あの日から・・・

 そう。  とあるお家に招いて頂いて、赤ちゃんを抱っこしてからである。

 赤ちゃんの臭いを嗅ぐと、大概、汗くさいというか、ションベン臭いというか、かわいらしい臭いだというか、 独特の香りがする。



 その臭いが、私の汗からも臭うのだ!!



 汗が臭いになるのは(たぶん)汗腺から出た様々な物質がバクテリアや菌によって、分解・結合されるためであろう。 赤ちゃんしか持っていない菌が抱っこした時に私の体に移ってそのまま繁殖しているのか?


でなければこの汗の香りの変化は説明できない!!






 この香り・・個人的に嗅いでる分には結構好きかも知れないが・・





電車やエレベーターの中といった空間では、
誰もが犯人捜しの刑事となり得ることが可能なレベル。





 本官も慎重な捜査(隠蔽工作)を行わなければ、犯人として特定されてしまう。



 「何で窓開けてるのにそんなに厚着なの?」とヤキ(さりげない攻撃)をぶっ込まれないように 慎重に行動をしなければならない今日この頃であった・・・・(・_・、)
つづく・・







・・・

 それは、だいたいの場合、時間と共に臭いを発する。(または香り)(それは特別な場合でしょ・・)

 臭いは、また、だいたいの場合、

自分からの「もの」の場合は、許せる。(もしくは場合によっては心地よい。)



他者からの「もの」の場合は、許せない。のがたいていの場合だろう。





 その例として、屁(おなら)が挙げられる。自分のおならの臭いは芳(かぐわ)しいと思う人がこの世には多いようで あるが、人のおならの香りは大概、「おえっ!」とくる。





 自分のおならの芳(かぐわ)しい香りに酔いしれる人は、

大概、その香りを周りの
他人にも楽しんでもらおうと、

鼻の近くまで運搬してくれたりもする・・・・





これが、
俗に言う「握りっ屁」である。




 おおっと。 だんだん屁(おなら)の話になってきたが、このお話はまた別の機会にとっておいて、今回はということであった。




 しかし、また別の例として、ワキガ臭が挙げられる。自分のワキガ臭はかぐわしいと思う人がこの世には多いようで あるが、人のワキガ臭は大概、「ツーン!」とくる。





 自分のワキガ臭の芳(かぐわ)しい香りに酔いしれる人は、

大概、その香りを周りの
他人にも楽しんでもらおうと、

何日もその香りを温存し、熟成させた状態で満員電車に乗り、周囲の人の喜ぶ顔を見る・・・・





これが、
俗に言う「アングロサクソン系ビジネスマン」である。 彼ら自身はその強烈な刺激臭に気付いていないのだろうか?と本気で疑いたくなるものだ・・・




 おおっと。 だんだん話題が尽きそうもないワキガ臭の話になってきたが、このお話はまた別の機会にとっておいて、今回はということに注意しなければならない。






 上記の2つはかなり修行を積んだ「ハイレベルはフェチ」にとっては(ドラッグ=中毒性=たまに吸い込まないと落ち着かないもの)として 機能するが、常人においては嫌なものであると思う。



 その点、汗は、「基本的には臭いもの」であるが、 「努力の結晶」だとか、「きらめく」などと形容され 良い意味に使われていることからも、まんざら悪いものでもないらしい。



では、「汗」と「おなら&ワキガ臭」を決定的に分けるものはいったい何か?





それは、

「おなら&ワキガ臭」=嗅覚だけ

に対し、

「汗」=視覚+嗅覚

だ!!

 それが最大の理由であるという結論に陥った。


 視覚からのみ入る「汗」はきらめいており、若さを感じ、さわやかな場合が多い。その好印象と、臭いが脳に同時入力されることに よって、「汗」=「良い香り」という脳内モデルが次第にできあがっていくという仮説である。(おいおい。本当かよ)


 ようやく本題に入ってきたが、今回はこの理論(名前を付けるなら「入力意味相関理論」)を証明するようなエピソードに出会ったので、それを紹介してみたい・・・(・_・、) (泣くなよ・・)

つづく2・・







・・・

 あれは、いつしかの夏のことだった。

 とある有名人のコンサートに行った時のことである。

 仮にその有名人を「Ayaちゃん」・・イヤッ 「Aya様」と表記しよう。(全然、仮に・・じゃないんですけど・・)

 通常、コンサートというと、ステージから何百メートルも離れており、 アイドル本人を直接見ようとしても、マッチ棒程度の大きさにしか見えず、結局、巨大スクリーンに映し出される姿を見ることとなり 「テレビと変わらへんやん。」という悲しい思いをするものである。

 しかし、この時は違っていた。最前列から10mも離れていない!!

 生顔も・・・さらに、その表情すら肉眼で確認できる距離であった。

来て良かった!! (>▽<)ノ
 嗚呼! こんないいポジションに来られて私はなんて幸せなんだ!!

 下手をすれば、Aya様の 飛び散る汗を浴びることが出来るかも知れない!!と思えるほどの 距離なのである!!!



 っと。いささか声を荒らげたが、こんな事例もある。

 かのアイドルグループ「SPEED」が絶頂期であった頃、コンサートで飛び散った汗1滴が、 マニアの間では10万円で取引されていたという・・・ それほど、若人(わこうど)の きらめく汗には価値があるというものである・・



 まあ、とりあえず、汗は飛んでこなくても良い。 肉眼で表情がわかるくらいの至近距離だった。ということが重要である。

 Aya様のコンサート開演を控え、非常に高ぶった気持ちで、これからの本番を楽しみにしていたのだが・・

 1つだけ気になることがあった・・・・









 ミョーな香りがするのである。



 あまズッパイ?



 いやっ!スッパイ?



 いやっ!刺激臭?



 いやっ!ワキガ臭だ!!



 なんと、私の前の男の方、かなりの刺激臭を周りに振りまいておられるではありませんか!

 普通だったら、「せっかくのコンサートが台無しだ!! いったいどうしてくれるんだ!」 と憤りを感じたりもするのでしょうが、このめでたい席に殺伐とした考えは良くない・・







「きっと、Aya様のファンに悪い人はいない。」

「彼も、私と同様に興奮して少しだけいつもより多めに刺激臭を放出されておられるだけだ。」


 と思い直すことにしました。



 そうこうしているうちに、イベントは始まり、
 Aya様がステージに登場致しました!!

 一斉に会場のみんなから激励の声が飛ぶ!!「Ayaちゃ〜〜〜ん!」「Aya様〜〜〜!!」



 私もみんなといっしょに盛り上がり、声援を送る。

 大きな声で声援を送り、気付いてもらおうと思って、声を出すために

 思いっきり息を吸い込んだ。





 !!
ヽ(`Д´)ノ



ツーン!!と鼻に来る。 キッきつい。 肺が焼ける?



 先ほどの刺激臭が更なるグレードアップを経て、私の嗅球(olfactry bulb)を刺激する!!

 周囲の一般のお客さんは身を引いてしまうほどの一級品の香りをお持ちだ!! このお方!  おそらくみんなと同様、Aya様の登場に一層興奮された結果、彼の涙腺・・いやっ 汗腺がゆるみ更なるアロマソースをにじみ出させて おられるに違いない。




 その香りたるや、達人御用達のマニア系アロマショップでは相当高値で取引されるほどの一級品のpH値(ペーハー値:酸の濃度を現す)を示している。






 そんなことに気を取られていて、気がつくと・・なんと、既に最初の一曲目を歌い始めているではないか?!


 なんということだ!!


 臭いがどうとか、酸っぱいとか言っている場合じゃない!!


 歌に集中しなければ!!


 私が、アロマと格闘を繰り広げていた間に、既に1曲目のさびの部分を歌っていた。何という不覚。



 おお!!Aya様の笑顔が光る! 嗚呼。こんなに距離が近くて良かった。
(>▽<)ノ

 しかし、次の瞬間。


 うおお! あの臭いだ!! スッペぇ!!
ヽ(`Д´)ノ

 だが、歌に集中。


 詞が・メロディが・歌声が心に刺さる!! ううっ たまらん!!
(>▽<)ノ

 しかし、次の瞬間。


 うおお! あの臭いだ!! ショッぺぇ!!
ヽ(`Д´)ノ



 こんなことを繰り返しているうちに、1曲目が終わり、 そうこうしているうちにトークが始まり、Aya様が観客席に手を振っておられる。

 「Aya〜〜〜!!」と叫んで、私も手を振ると、

 「わお!!、こっちを見た! 眼があった! やったぜ!」
(>▽<)ノ
などと、実際はこっちの方角を見ただけなのに目が合ったと勘違いして 喜ぶ。

 っと同時に・・


うおお!この臭いは!! ツーンと来るぜ!! 全く たまんねー!!
(>▽<)ノ




 っとまあ、このようにコンサートを過ごしていた分けですが



 中盤に差し掛かる頃には、すっかり熱中してしまい、臭いのことなど忘れていました。

 しかし、休憩時間に入った時にふと、 あることに気付いたのです。





さっきまで臭くさかったのに、今は、臭くさくないのです。



臭くない・・・におわないのか?? いや、違う。臭(にお)っている。



いや、臭いではいない。 正確に言うと、「香りがする。」



この香り・・いい!!   さっきまでの刺激臭が「いい香り」に感じる!!!(>▽<)ノ




 ついさっきまで、酸っぱくて耐え難かった 私の前にいらっしゃるお殿様のアロマは 酸っぱさや渋さはそのままに、 若干、良い香りとなって、私の鼻を刺激していたのだ!!





 この現象を分析すると、


 今まで「嫌なもの」としてラベル付けされていたある香り(嗅覚)が、 「良いもの」としてラベル付けされている視覚(この場合、Aya様のヴィジュアル)と同時に 入力されることによって、その香りのラベルが「嫌なもの」から「良いもの」として塗り替えられた。と考えられる。

 前回の話で出てきた「入力意味相関理論」という仮説を支持する有力なデータが得られたこととなるのだ!!(ぜんぜん、有力じゃありません。(・_・、))











 
ガッデム!

 殿の放出するアロマのおかげで私の感覚がずれていく!!!

 私は生涯、その香りを「いい臭い」として知覚しなければならないのですか?!!



以後、私は、ツーンとくるそれ系統の香りに出会うと、何となく、他人のような気がしない感覚に見舞われ、 非常に困っています。その殿のおかげで、私の嗅覚が少しだけ変更されてしまったようです・・





 これからの社会生活にどれだけ支障をきたすのか? それはまだ未知数ですが・・

 恐るべし、放出系スタンド使い・・



 達人への道はまだまだ険しいが、また一つ、達人に近づくことが出来たと思える今日この頃でありました。・・・
  (それって、近づいているのかよ!・・・)







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