皆 さんはいったいどんな時にリッチな気分になるでしょうか? 私たちのような一般庶民は、毎日、リッチになりたい。リッチになれなくても、 せめてリッチな気分だけで も味わいたい。そのように思っていることでしょう。 最近、私が飛び切りリッチな気分に浸れた事案についてご紹介いたします。 その日は焼き肉が食べたくなりました。 私が以前にもお勧めした「牛角」。 最近サービスが飛び切りで気になっている「一番カルビ」。 まえから行ってみたかったけど高そうで行ったことのない「カルビ焙る」。 色々な焼肉店が 頭を巡るが、 我が参謀、「夏目漱石大蔵大臣」と議論し、閣議決定の結 果、「安いお店」を。ということになりました。(・_・、) 安さに定評のある焼き肉チェーン店に入り、最安のお肉を注文! 焼き肉を食べたいと思ったときに食べることができるという幸せに感謝をし、 今日一日を反省した。 かなり、遅い時間であったため、お客さんは私ともう一組。 店の雰囲気を確認するために 軽く店内を見渡す。すると、トイレが目に入った。「料理が出てくるまでにちょっ と小便でも行ってくるか。」と軽い気持ちでトイレに向かった。 (これから多用する言葉なので、見映えをよくするため、以下「お茶」と表記を用います。) ごく普通のトイレであり、私は何の警戒心もなく男性用の部屋に入った。 !! !? 小さい方の用をたそうとすると、普段と違うものが目に入った。 男性用小便器の中に何かがこんもりと盛ってある。 それは透明で四角いブロック状で、 芳香剤? プラスチックの飾り? イヤッ。氷だ!! 閉店間際で余った氷を小便器に廃棄していたのだ。 この時点でもはや、私がこのお店に来た理由は 「焼き肉」ではなく、この「トイレの氷」となっていた!! 考えてもみてくださいよ! それらの溢れんばかりの氷の山になま暖かいお茶を掛けて溶かす。 じわじわと形を変え、小さくなっていく氷達の姿を! そして、熱を奪われたお茶が下水へと流れていく! たまらん!! かつてこんなにリッチな気分になれる焼き肉屋があったであろうか?! (人によってリッチな感触の定義が違うので↑これを見てリッチな雰囲気を感じるのはお前だけだよ。という突っ込みが多いかもしれません。(・_・、)) 私は、従業員が氷をそこに仕掛けてから、まだ誰も汚(けが)していないと見積もられるそれらの輝くオブジェに 向かって、お茶を注いだ。 ふー。(*´▽`*) はっきり言って、もう、焼き肉はどうでも良かった。 予想通りの結果と満足感に、私はこの1ヶ月で最も幸せな時を過ごした。 (おいおい。これがこの1ヶ月間で至福の出来事かよ。君の人生終わってるね。という突っ込み多数) その焼き肉屋の、私の中での評価ランキングは本日をもって急激に上昇し、「お気に入り焼き肉店」 として、記録されることとなった。 焼き肉屋の店長さん。そういう些細なところを客は見ているようです。売り上げが伸び悩んでいるようでしたら、是非とも このサービスを試してみてください。(・_・、) 私は大好きです。 |